ひかり

つねぶー

2012年08月20日 13:39

*お詫び

今回の記事は釣りと殆ど関係ない個人的な内容です

私には未経験の症状が現れたので、記録として残しておきます

釣り記事を期待された方、どうかお許し下さいm(_ _)m
- - - 本文 (長文です) - - -


この一週間、突如訪れた神経症と戦っていた
(自己分析だけど、軽いパニック障害とごく初期の鬱)


私は4年ほど前から目の病気を患っている

「中心性網膜炎」

進行するといずれは失明をする可能性があるらしい


眼科で診てもらうと「ストレス」が原因との事



ストレス??、、、まあ、、あるかも知れない、、でも自分が?(笑)みたいに半信半疑

当時はプログラムの開発業務をしていたので、当然の事ながらモニタを長時間見つめる

それもあるのかな?

幸いにも丁度その頃から開発業務を離れた、、、だから良くなるかも

ストレスと言うならストレスを感じさせない生活をしようと当時は楽観的にかんがえていた(つもり)

だから治療の事も一切考えず放置の状態


ところが1、2ヶ月で良くなっり再発したりを繰り返していた


あれから4年、、、


そして、この2ヶ月前からも「中心が暗くなる症状」はいつものように再発していた


ある日、夜中に目がさめて、まだ残る時計の蛍光の針を探した

ところが、見えたり見えなかったり

「ああ、そうか、、、中心性網膜炎で見つめようとする中心部だけ見えないんだった、、、」


視点をずらして時間を確認するも見辛い、、、見える方の目で確認する


再度眠りにつこうとするも「失明」の文字が頭を駆け巡った


失明、、、失明、、失明、失明


放置しているといずれは「失明」、、、、数年前にみたこの情報を思い出したのだ


すると突然、、、目がくらんだ


急に不安感が襲う、起きだしてオロオロしだす

暗い部屋に異常に恐怖を感じ出す

動悸が始まり、貧血のように血の気がひいて意識が遠のき始める

落ちそうになるのを必死耐えながら電気をつけた

このまま死ぬのか?


落ち着け、落ち着け、、バクバク(心臓の音)、、、


ちょっと症状が収まった頃、気がついた

意識でパニックになりそうになったりならなかったりコントロールできそう、、、


これは身体的な症状ではなく、精神的なものか?

すぐさまパソコンを開いて似たような症状を探すと

「鬱」とか「パニック障害」

と言う文字にぶつかる

そして、この症状ににている、、、両方とも


まさか自分が、、、、


信じたくない事がさらに絶望感を煽り、パニックになりそうになる

この場が嫌になり外に出る

しかしまだ夜中、、、暗い闇がいっそう不安感をかき立てる


オロオロ、、、同じ所を行ったり来たり

おかしくなりそうな自分をコントロールしようとする

それでも、とてつもない不安感は襲い続ける


はやく朝になれ、、、必死に耐えながら朝を待つ



・・・



明るくなり幾分か良くなったものの症状はよくならない

始めて感じる絶望感、色の無い景色、とてつもなく重い気分

酸素が薄くなったように胸は苦しく、不安感と同時に動悸もときどきおこる




この訳の分からない感覚に戸惑いながらも、なんとかマインドコントロールをして凌ぐ

仕事は休む事はできないのでいつものように出勤


職場ではなおさら症状が重くなるのに気づく


「ああ、原因は色々ありそうだ、、、」

これは「鬱」も入ってるな、、、と確信する



辛いのは不安感でじっとしていられない事だ、、

気分を紛らわせるために、仕事場をただ彷徨う

事情を知らない人から見たらただの「怪しい人」です


「嫌だ!!怪しい人だなんて!!」

なんで自分がこんなになってしまったんだろう、、、被害妄想が感情を更にあおり立てる

すると元気だった頃の記憶が頭を駆け巡る

同時に喪失感を感じて「涙」が溢れ出す

でも、職場ではあまり泣く姿は見せられない

でも泣きたい


そうやって苦しい時間に耐えながら数日過ごす


同じ症状がないかネット調べていると「鬱」を克服した人の記事に出会った

末期の鬱症状(自殺願望が起こる)だった人の記事


必死に読んだ

ある先生の力により「鬱」を完全克服していた


直るんだ!、、、この事実を知った時、重かった頭が急に開ける感じがした

涙が出るほど嬉しかった


そのある先生のプログラムの一環で「トランス呼吸法」と言うものがあった

治療の暗示をかける為の下地作りであるらしいのだが、脳を安め眠れる効果もあるらしい


不眠症と夜に襲う動悸を治せるかも知れない


やり方を調べ、挑戦する

できているのか分からないけど、合間を見つけては無我夢中で練習した

「バカになれ」

がキーワードらしい


見返りを求めず、ただ吸って吐くを繰り返す

誰かにみられたっていい、この苦しい状態を抜け出したいからバカになろう、、そう決意して取り組んだ



しばらくして、頭がぽわ〜んとしだし、、両手がしびれだす

おでこのあたりに光が見えるような感覚

ちょっと気持ちいいかも、、

もうろうとしながらも、あまり意識して醒めないないように持続させる努力をする


・・・


目が覚めた

時計を見ると15分くらい

頭はボ〜としている

でも、重たい感情が少し和らいでいた


そして一瞬だけ空腹感を感じた
(あの日から全く空腹感を感じなかったから)


出来ているのか自身はないけど、これは良くなっているんだ

そう感じた瞬間、嬉しかった、、、

このまま練習しよう!


そして、トランス呼吸法(らしき)ができたら今度は何故悩んでいるのか

ひも解いていく

除外ではなく、ならばこうすれば良いと言うプラスに作用する思考の暗示をかける


これも自身はないけどやってみる



・・・病気が原因ではない

・・・気分で症状が変わるだろう?

・・・不安に思う感情で起こしているんだ

・・・心配ならば病院へ通おう

・・・治せば不安はなくなるだろう?

・・・もし治らないなら受け入れて付き合って行こう

・・・拒否ではない、自分の一部としてしまうのだ

・・・病気も私の一部、あって当然のもの

・・・これも私の人生なんだよ



その他、病気以外にも人間関係や仕事の悩みも同じ様にひも解いてプラスの暗示をかけていった


鍵は「不安感」があるから「安心感」がある

記事で見た先生の言葉を頼りに、不安を全否定せず、物事の土台にして模索した改善方法を言い聞かせた

暗示が終われば実際に行動した


少しずつ不安な要素を暗示と行動で潰していった


日に日に効果を実感した

気分が重くなる回数と時間は減って行き、感じなかった空腹感が6日目に訪れた

呼吸法無しでも眠れる感覚が蘇ってきた


動悸が始まりそうな時は呼吸法であの感覚を呼び出し、落ち着かせる事ができた


人から良く見られたいと言う願望、ダメ人間と言う被害妄想

何がダメかは知らないけど、作っている自分の方がよっぽどかっこわるいよ

閉じた心を開いて、ありのままで行こう、ありのままを見せよう

思考が少しずつ変わっていった



人目を気にしすぎる自分の性格、完璧主義、できない自分を攻めるマイナス思考

難しくしているのは自分だったんだ

完璧を捨てる訳ではない

これらの思考による問題(悩み)を簡素化して、割り切る事

思考の贅肉を削ぎ落し、こう言う物だと納得できるレベルにまで分かり易くしていった


するとだんだんと楽になっていった





私の場合は「鬱」と呼べるレベルではなかったも知れない

しかし壮絶な苦しみであった事は事実

そして、克服された方の記事が治療のヒント、勇気になったのも事実



変な話だけど、今はこの苦しみに感謝している


精神的に強くなれた気がする

これから困難が来ても柔軟に対応できると思う




今「ひかり」が見えています









_ _ _ 追記 _ _ _





数ヶ月興味も出ず、釣りも楽しめないでいた

この心の状態で海に出て大丈夫か不安だった

何よりも大好きな趣味のはずなのに、楽しめなかったらどうしよう

趣味じゃなくなる事がとても不安だった





でも土曜日

勇気を出してあじさし丸を出しました








海の上では全く不安感が訪れなかった

クルージングで景色を楽しみ、釣りをたのしめた

とても気持ちいいです



舟底の先は死の世界

危険な遊びである事は分かる

でも、この危険な上で安全に遊べる様に作り出されたボート

危険を乗り越えバネにして楽しみを見いだした人間は凄い

だからこそ舟釣りは楽しいのかも知れない





妻がカマスを釣ったが、後は散々たるものだった、、、


でも、調子を取り戻しつつある私を見て喜ぶ妻の笑顔が嬉しかった






あじさし丸のハンドルを握って、確信したよ

まだまだやれるって



「有り難う」


「難」があるからこそ幸せが「有」るんだね



病気を含め、全ての事に感謝です

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