ミノーが無い

つねぶー

2011年07月04日 12:15

7/2(土)


吹き続けていた夏至南風がゆるみ、絶好の釣り日和で週末を迎える事ができた

しかも、冬場はカンパチで賑わうあの海にも出られる

ここは張り切って、朝6時には船を出したい

所がライフジャケットを忘れた事に現地に近づいて思い出し、家に戻る、、、



結局、7時過ぎにやっと船を出す

天気はなんだか不安定、、、カミナリが怖いです




ワクワクしながら、久しぶりのカンパチポイントを探って行く

しかし、ベイトもほとんど映らない

二つめのポイントでやっとヒット!



でも、センニンフグやカマス



やっぱりこの季節はリーフなのかな、、、

すこしテンションションがさがり始める
でも、3ヶ月も出られなかったこの海に浮かんでいる

荒波を突き進みカンパチを追いかけたあの頃を思い出しながら

そして、風景を楽しみながら「今」に感謝する


凪の日はあまり釣れないと分かっていても、このゆらぎがとても心地いい



しばらくして岬先端のアカジンポイントへ到着

ここも反応無し


それならばディープへ続くカンパチポイントを探る

すると中層に小魚の反応

ベタ底にも何かいる


底から気合いを入れて30回、ワンピッチショートジャーク


釣れません


回収しかけた時ススッと穂先が入って行く、、

カンッカンッと金属的な引きとブルブル感が伝わってくる、、、なんだろう?




カ、、カツオだー!


「うお〜!すげー!」

予想外の魚に思わず奇声をあげ、一人で大喜びする


うちの家族はカツオが大好き

釣りに出る度に「カツオお願いね♪」と言われるほど、、


所が狙っても釣れないんですよ


これは大収穫!


その後しばらくして、、、

「ゴゴン!!」、、、「ゴロゴロゴロ」、、、、

ヒットの感触では無く、カミナリです

良く見れば風上は真っ黒な雲が、、、

急いで横へ逃げます




小雨レベルまで追いつかれながらも何とか交わす

雲が通り過ぎるのを遠くに確認しながら、出航場所へ戻る


途中、白波が立ったリーフが目に入る

収穫も少ないし、クチナジが釣れたらいいなあ、、、とちょっと寄り道


しかし、ジグしか持っていない

工具箱をあさって、スプーンを発見!

急いでセットする


その背後からまた次の雲が迫ってきた

時間はあまり無い、急いでリーフ目がけてキャスト


ココン!

ギュイーンと穂先が絞り込まれる




やった、クチナジだ!


雲を忘れては思い出し、注意しながらも懸命にリーフにキャスト


脳内はアドレナリンに犯され、小型をキープしようとする

いかんいかん、自制して生きて返せるものならなるべくリリースを心がける


次第に、潮止まりを迎え一匹のあじさしも居なくなる

雲はいつしか、視界から消えていた



今日は、3号と4号の夕涼み会

早めに帰る事にします




気が付けば、満足な釣果

でも夕涼み会の準備があるので、捌くのはまた明日


船も車に積みっぱなし





7/3(日)

夕涼み会のあと、自宅にて義父、義母にクチナジ、カツオの料理を振る舞う

カツオのタタキ、クチナジの刺身が美味しくて、つい深酒、、、

でも今日も5時起き




また違うポイントのジギング調査です


50m付近、小さな反応、、グルクンでしょうか

ジグを落としてみると


小ぶりなオオマチ


その後どこを探っても反応はありません


波が静かなうちにディープを調べてみます



すると240m付近でわずかな反応がある



風上に船を戻し、スパンカーをセットして、流す


しかし、潮が早く、風も強くなっていた

ポイントにうまくジグを落とせないまま、回収

本当に難しい、、、


ディープは諦め浅瀬へ向かいます


すると前日の様にリーフが見えてきた


「あ〜、しまった、、、またミノーを忘れた」

あるのはジグヘッドとワーム、、

これでは何だかテンションが上がりません



また、工具箱をあさる


なんと2年前のワンダーのミノーがありました!(錆だらけだけど)

錆びてボロボロのトリプルフックを取り外し、唯一小さめのジギングのフック(クダコ)をつける



前日のポイントをイメージしながら、似たような場所へキャスト


コンッココンッ!

ギュイーン


た、楽しい!!

タマンかも、タマンかも♪



タマンじゃないけど、良型のクチナジ!


やった!



また脳内はアドレナリンに犯され、浅瀬での船外機の危険性を忘れながらキャストする


ゴン!


今度は一発で乗った

3K設定のドラグを時折出す引き


今度こそタマンだ!!


根にもぐられながらも、アドレナリンに満たされた脳内にはゴリマキの文字しかない




リーダーがボロボロになりながらも上がってきたのはデップリ太ったクチナジ


「こんな引きをするなんて、おまえ素敵だよ」


思わず、誉め讃える

こんな良い魚が近くにいるなんて、本当に贅沢だと思う



数匹釣った後、反応は無くなったので深場所へ戻る


60mの中層で賑やかな反応



上がってきたのは、サメに半分にされたイソマグロ(怒)


こんな美味しいさかなを、、、、サメに怒りを感じながらもジグを落として行く


ミーバイ系がポツポツ、、、反応はやっぱり良くありません




闇雲にジグを投入するのは諦め、島周りを散策

珊瑚や熱帯魚を見たり、奇麗な海に癒される



凄いアジサシの群れ


付いていた魚はカマスの大群

「なるほど、、、」何が分かったのは分からないのか、、独り言



さあ潮止まり

満喫したのでもう帰ります






ジギングよりもリーフの釣果が良かった2日間

あまり余計な物を持っていかない主義の私でも、今回はミノーが無い事を悔やんだ


ブラックバス時代にあんなに慣れ親しんだワームは何故か使わない

なんだろう、この感覚



やっぱり「趣」と言う事なんでしょうか

人それぞれの狙い方、そして今やりたいことがあるんですね


ジグは少しお休み

今度はミノーを用意して、次に備えます

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