あじさし
今年もコアジサシの群れが繁殖の為にやってきました
私がPF(あじさし丸)に乗り始めた7年前から、このコアジサシには大変お世話になっている
(と言うかご迷惑をおかけしています)
私がPFを買うきっかけになったのも、このコアジサシのお陰なんです
騒ぐコアジサシの下にはベイトフィッシュを追い上げるガーラ達がいる
コアジサシとガーラは小魚を狙い、釣り人はこの騒ぎに紛れ込んでルアーを送り込みガーラを狙うと言う作戦です
いわゆる「ナブラ撃ち」です
この岸から届かないナブラを狙う為にPFを買ったと言っても過言ではありません
だから、船の名前も「あじさし丸」
私にとっては漁の大師匠であり、名付けの元になった大切な渡り鳥でもあります
でも、最近はこの釣りがあまり好きではありません
なぜなら、ガーラもコアジサシと変わらず繁殖期にあるからです
しかし、年間のうちでもガーラが釣れる数少ない貴重なシーズン
ほんの少しだけ恵んで下さい
そんな気持ちの釣行です
数年ぶりのナブラ打ち、懐かしむかのように親父と一緒に出ました
この釣りの極意も何も知らないのですが、なるべく鳥や魚に負担をかけないように遠巻きに狙います
本当は人間が入る領域ではない、この自然の営みに敬意をはらいながら
しばらくして親父にヒット
良型のオニヒラアジ
久しぶりの手応えに親父は大喜び
そして、コアジサシの動向をみながらナブラを待つ
釣る
の繰り返し
それにしても今年の親父はよくヒットする
今日は親父の方がよく釣れますように、、、朝の私の願いが通じたのかも知れない
本人曰く、まだ釣りの感は鈍ってないのだとか、、、
釣りだけでは無く、この子育ての為に必死に餌を取るアジサシの姿を見て親父は拍手するかのように笑い声を上げて(感心して)大自然を楽しんでいる
自然を好きなスタイルで楽しむ事ができるのも、このマイボートのお陰
がっついて釣りをするだけの道具では勿体ないですよね
(私が言っても説得力は無いと思いますが、根底にはそんな気持ちは持ってるつもりです^^;)
話かわって、、、
毎年このコアジサシの群れが来ると今年も順調に季節が巡っているんだと安心する
ただ心配な事は、最近コアジサシの数が減っているように思うこと、、、
ちょっと調べてみると、なんと絶滅危惧種に指定されているではないですか!
(無知ですみません)
繁殖場所(岩の上)も以前の場所には姿は見えず、どこかへ変えてしまったようです
これも、だれかが踏み入れたせいなのでしょうか
カラスのせい?
それとも私が数年前にナブラを追いかけ回したせいなのでしょうか、、、
(巣には決して近づいたりはしていないのですが、、、)
釣っていて、喜ぶ親父の顔を見て満足なんだけど
心はなんだか曇ったまま
気分もわるくなり、早々に見切りをつけて上がります
今年も貴重な恵みを有り難う
そのガーラを肴にして、親父は饒舌になっていた
これには釘をさすまい
私の懸念など胸にしまい込み、今回は親孝行と言うことで、、、
「おやじ、よかったな!」
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