翌朝、、、
ところが船外機のトラブル、、、
台風の間にスロットルが固着しています
ああ、、、船を出す寸前でこのトラブル
せめてWD40があれば即解消なんだけど、、、
波打ち際で、仕方なくラジオペンチで何度も開閉を繰り返す事30分
なんとかアイドルから半開までは動くように応急処置をした
全開はできないけどスロットルが戻らないよりは安全です
ただ全開ができないと言う事は追い波に乗せる事が難しくなる
そう言う状況では「即Uターン」を覚悟して出航
幸い波は静かで魚探を試すには絶好の日和
用心しながら沖へ進めます
取り替えた魚探の映像はと言うと
綺麗に映っています
おお!これはいい!
感激しながらあちらこちらへと船を進めて行きます
ところが、、、
100mを超えるあたりで、魚探の写りが悪い
いつものFURUNOなら海底がしっかりと映っている場所です
いや、このモデルも以前はしっかりと170mあたりまでは映っていました
エンジンノイズとか、船の暴れとか影響を受けないように静止してみるとなんとか映りはじめる
でも映りが弱い、そして走るとまた映像は途切れる
パラメータを色々調整しても全く改善されない
魚を探すどころではないです
写らない場所にいても仕方が無い
海底が写る浅場へ移動しながら魚を探す
ところが、この日に限ってなのか魚の映像すらまともに映りません
ゲインをいじったりフィルターの感度を調整しても変わらない
浅場でもちょっとラフな操船をすると映りは悪くなる
頭をひねりながら、とうとう夕方になり
魚信は一切無くこの日は終えました
とても気分が暗いです
取り付け方も確認したけど、以前と同じ
配線も問題無し
う〜ん、、、、故障と言う事にします
また鬱が再発しても嫌だし^^;
魚探をFURUNO(FCV−585)へ戻します
そしてついでに発信器(送受派器)の取り付けをしっかりする事にしました
音波を発信するのだから、発信器を支える土台はしっかりしたほうが良いはず、、、
(以前は塩ビで強固な固定ではなかった)
以前からスルハルで取り付けていましたが、FURUNOの送受派器は厚みがあり
ただ単に取り付けると船底からかなり飛び出す格好になる(約5cmくらい)
船速も落ちるし映りも悪くなる、そしてゴミも引っかかり易い
、、と言う事で船底とギリギリのレベルまで引っ込めて取り付けてみます
ベースはアクリル板を加工してイケスの形状に合うようにします
削っては合わせてを何度も何度も繰り返します
やっと合ってきました!
船底と平行確認後ビスでしっかりと固定します
魚探本体も元に戻しました
そして大切な所、、、
エンジンのスロットルの不具合も分解洗浄、取り付けを調整してアイドルから全開までスムーズにできるように修理完了
この時点で15時30分
普段ならもう休む所だけど、テストしたくて仕方ありません
必要最小限の装備を車に積んで、船を出しました
エンジンも快調!!
陽も傾いて暑さは殆ど感じません
海面を滑る様に走る船、風を切る感覚が最高に気持ちいいです
そして、、、
15ノット(私の船ではほぼ全開)でも魚探がしっかり映っています
波が穏やかと言う好条件もありますが、昨日とはまるで違います
ラフな操船でも一切映像は乱れず、ノイズも皆無
最新の機種の緻密な映りではないけど、しっかりと海底を捕らえベイトも映し出しています
走りも最高、映りも最高
気分は上々♪
秀才ではないけど、バカ真面目に海底とベイトを映し出すFURUNOってやっぱり凄いです
映りのクセさえ分かっていれば、ベイトか根か判断はし易いですね
早速ジグを落とすと大きなアタリが2度ほど
GT系のトルクフルな走りでドラグが約に立たない!
焦っている間にフックオフ、、、
悔しい!
でも久しぶりの魚信は嬉しい
そして夢中になり魚を探す
自分でも信じられないくらいの集中力です
広大なリーフ沿いを高速でランガンして行きます
でも現実は甘くなく、ベイトは居るけどアタリは無し、、、
それでも見える事が楽しくて仕方ありません
もう帰らなきゃいけないけど、粘りに粘る
陽が落ちる寸前、やっとオーマチが来ました!
あ〜、、、数ヶ月ぶりの魚です!!
鬱を克服してからと言うもの、やる事全てが楽しいと言うのもありますが、これは格別です
始めて魚探を買って釣った時の感動を思い出しました
今、私の脳内で何がおきているのかわかりません
でも、凄く晴れていくような感覚です
鬱を自覚してから惰性の釣りでした
ハッキリ言って、家族の為、友人の為の仕事の様な釣りでした
そして釣果にも溺れていたのでしょう
当たり前になっていたんでしょう
色んなしがらみで盲目になっていたのでしょう
頭の中では魚ではなく、人や世の中と対峙していたのかも知れません
でもこれで惰性の釣りは終わりです
魚探を取り替えたけどまた元に戻す、再調整をして以前より良くなった、エンジンも復活した
ただそれだけの事から急展開な内容かもしれません
でも、何も味付けもしていません
今の私の素直な感想なんです
頑張って結果を出せた自分を誉めてあげたいだけなのかも知れません
一喜一憂
それでもいい
鬱と言う一つの病気を乗り越え、生きると言う事、もっと身近かな「今」の大切さを
凄く感じます
釣れない時は悩み、釣れた時は素直に喜ぶ
しっかりと自然と向き合う
漁ではなく、趣味としての楽しい釣をこれから味わっていきたいです
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