さあ、開けますよ、、、(ドキドキ)
「ぎゃあーーーー!」
って大袈裟ですが、塩が固まってます
これでも、毎回しっかり真水でエンジンをかけてフラッシングしていたつもりです
ケースが割れた原因はココですね(×みたいな部分)
この×周りのパッキンが劣化、少しずつ塩も成長して、ケースを押上て「パキッ」と逝ってしまったのでしょう
ここは直接ホースを繋げて塩抜きができる機能ですが、私は、一切使った事がありませんでした
エンジンをかけて毎回真水でフラッシングしても、ココは塩水が留まり易い、と言う事ですね
このエンジンの場合は、ホースによるフラッシングが無難なのかも知れません
先ほどの欠けたジャケットの裏側です
完全に塩ガミで向こう側が見えません
更に!!、このビスなんだと思いますか?
このビスだけの状態で残っていて、何のためにあるんだろう、、、と考えてしまいましたが
これは、腐食防止のアノードを固定していたビスです
(クズになった破片を発見して分かりました)
こんな所にもアノードがあるとは知らず、ロワケース部分ばかりを定期交換で安心してました
怖いですね
さて、取りあえず、、、と言うか、結構頑張って掃除しましたが、これが限界です
部品が到着するまで、このまま待ちます
さあ、これからが大変
エンジンの部品待ちで釣りに行けない私なんて「廃人」も同然
普段、やりたくても出来なかった事を実行します
ーーーー ここからも長いです スミマセンm(_ _)mーーーー
6、7年前にステンレスで自作した「フィッシングコントローラー」(通称はデッドスロー装置?)
当時は良かったのですが、ステンゆえ重いです
また、構造と工作精度が低いので水流の抵抗も高い感じです
そこで、長年温めた構想をFRPで作成したいと思います
改善点として、、、
1.軽量化(老化した身体の披露軽減)
2.水流抵抗の軽減(燃費向上)
3.誤操作や波のショックによる変形時の復元性(安全性)
4.シンメトリー構造によるプレーニング時の姿勢改善(安全性と安定性)
と、真面目腐った改善項目をあげてみましたが、はたして効果はいかに?
作業風景はこんな感じ^^;
塩カミが酷く、色んな道具を駆使してなんとか外しました(汗
先ずは、新しくステーを作ります
そこに、蝶番を固定(今までは二個使ってました)
ついでに、もう一つのエンジンヤマハの6PSのも作りました
こちらは、9.9からはずしたステンレス製のコントローラーを移植します(後ほど)
FRPを型取るために、型を仕込んで行きます
離型材もぬりぬり
木に直接離型剤を塗ると無駄が多かったので、結局マスキングテープを全面に貼りました
さらに最初の設計ミスに気付いて、板を継ぎ足してます(汗
いきなり、積層した図
基本3枚に、要所要所で6枚〜8枚積層して強度を調整しています(つもり)
初めてなので、かなりアタフタしながら塗りました
傍目には非常に見せられない光景です
さて、FRPが乾く間に6PSの方の移植完了です
加工もボルト類の逃げを追加したくらいで、素直に付きました^^
アイや、クラムクリート類も9.9より移植して完了!
これで、いざ釣りに行きたくなったらこの6PSで出航できます(^^)v
といっても、6PSではコントロールがうまくできないので、穏やかな海況で近場用ですが、、、
硬化したFRPを離型しました
これを、カットして整形します
整形後
灯りに透かしてみると、積層の状態がわかりますね
(ちなみに黒い色は樹脂に黒のラッカーを混ぜ込んでいるせいです)
蝶番を固定する部分の厚さもこんな感じ、、、かなり硬いですが割れないか心配^^;
裏はこんな感じです
エンジンのアンチキャビテーションボードにピッタリ吸い付くように整形できています
これで、完成ではありません
今度はロープ用の「アイ」を作成します(結ぶ輪っか)
2mmのステンレスワイヤーとペンチとドリルでなんとかやってみます
「アイ」を3つ作りました
これはロープ(ヒモ)を繋げる所です
裏側です
ワイヤーの厚みを逃がすために、ドリルで埋没する加工をしています
埋没加工により強度が落ちているので、新たにFRPを部分的に積層します
いきなり完成の図
ついでに、黒で仕上げ塗装もしました
アイはこんな感じになってます
サンダーやヤスリで色々と整形してなるべく滑らかに仕上がるようにしました
かなり手抜きもしてますが、初めてにしては上出来だと思います(自画自賛)
FRPが割れるとイケないので、トルクレンチで締めました
と言っても結局「カチッ」と言うまで締め込めず、勘で締めてしまう、、、
このトルクレンチは最低は5Nmまでしかないので、それ以下の弱いトルクレンチが必要なようです
1Nmから2Nmくらいですかね?
(一度破壊実験しないと分かりません)
さて今度は、コントロールするロープを繋げます
今回は水流の抵抗を小さくする為に、ロープを直接繋ぐのでは無く細くて強度の高い素材を使いたいと思います
(水中部分のみ)
ザイロンノット30号とアロンアルファ
結び方はジギングで多用している、新石鯛結びで^^;
結び目はしっかりと瞬間接着剤で固定
3本繋げた状態
ここから先に通常の6mmのロープを繋ぐ訳です
閉じた時の図
開いた時の図
開いた時を裏から見た図
アンチキャビテーションとのフッティングも良好です
ただ、アイをつけた時に積層したFRPがわずかにかんでしまい、ちょっと隙間は出来てしまいました
今後、プレーニング時の状態をみながら調整したいと思います
それにしても、この形
落書きしたくなります(イメージ図)
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