空と海のあいだに

前回の｢私スタイル｣に続いて、今回は実際の釣行で大切なモチベーションの話


ルアーを始めた頃って｢これで本当に釣れるの？｣と言う不安と戦っていませんでしたか？

餌は｢黙ってても食う｣的な感覚があって、釣れなくても｢魚が居ないんだ｣と幾分かは納得が行くものです

しかし、ルアーは、、、餌、、つまりフィッシュイーターに食べられてる魚には到底似つかないもの

ましてやジグとなると、かなりかけ離れている気がします


｢重いでしょ？終いには疲れるでしょ？｣


そんな言い訳ばっかりでジギングには手を出さなかった


いや、実際にはデフレジグで流し釣りの合間に真似事をした事はあった

でも釣れない

だから余計に信じていない


とある日、嫁がジギングがしたい！と言いだし

じゃあやってみるかと渋々？道具もジグもそれなりのモノ揃え

あじさし丸で初めてのジギングに出た


いつも餌釣りをするポイントで、魚探には小魚らしき反応

とりあえずジグを落としてみる


ぎこちないけどシャクってみる

２，３回目に｢ガツ！｣と衝撃が伝わる

その瞬間にロッドがありえない位に曲がる


今ではなんて事のない６０ｃｍサイズのイケガツオがあがった


釣れた瞬間、こんなに大きいのが釣れるんだと頭を真っ白にして無我夢中でシャクり続けた


３時間位やっただろうか、、、１４，５匹のイケガツオとガーラが生簀には入っていた

腕はパンパン、リールフットとハンドルを握る指は擦り剥けて痛かった

でもなんだろうこの感覚、餌釣りでもこんなに釣れないのに、、、衝撃的な瞬間だった


きっとこの体験が無ければ、ジギングはしていなかったかも知れない






その時の信頼できるジグ｢ダイワのサクリファイス･リーフ　１２０ｇ｣

たまたま、この時サクリファイスだっただけで、別のジグでも釣れたと思う


でもこの貴重な瞬間を満足で満たしてくれたジグ

どんなに根掛かりでなくしても、こいつだけは何度でも買って補充した


今では他の信頼できるジグも増えてきたけど

サクリファイスは｢最初｣と｢最後｣に使う事が多いと思う


つまり、パイロットルアーでもあり、最後の切り札でもある

｢コイツで釣れなければ、ここには居ない｣って思う事ができる


そんなジグに出会える事って、過酷なジギングにはとっても大切だと思います